木材・左官 |
豊かな自然の中に建つ、骨太現代和風の家。
戸建住宅(2階建) 大阪府堺市 - 2008年完成
骨太の架構と無垢の素材で構成された空間が周囲の自然と渾然一体となっている。シンプルで力強い現代和風となるよう計画された。
撮影:福澤昭嘉
焼き杉と白い壁の対比。驚くほど明るいスキップフロアの家。
戸建住宅(3階建) 大阪市 - 2007年完成
外観は閉鎖的な印象だが、内部はスキップフロアのワンルームで、驚くほど明るく広がりのある空間になっている。壁と天井には左官材が荒々しく塗りまわされ、洞穴の様な空間で、吹抜け上部には大きなハイサイドライトがあり、あふれる光と質感のある素材が落着きと豊かさを生み出している。
外からの視線を気にせず、静かに暮らすための和モダンの家。
戸建住宅(2階建) 京都府京都市 - 2006年完成
中庭や坪庭など囲われた外部空間と隙間のような吹抜けがからみあい、空間の「奥行」や時の「移ろい」を感じさせ、生活の様々な場面を豊かにすることを意図している。
撮影:福澤昭嘉
閑静な住宅街の斜面地に建つ住宅。敷地の高低差も生かしてデザイン。
戸建住宅(2階建) 兵庫県神戸市 - 2006年完成
神戸御影の斜面地に建つ住宅。向かい側には、旧家の庭が広がる。敷地の高低差を生かしながら、この庭園を借景として取り入れ、のびやかな心地よい住まいにすることが意図された。 建物は、斜面を利用して道路から2mほど持ち上げられ、1階はリビングで開放的に、2階は個室で閉鎖的に、という構成である。花台で道路からの視線を遮りながら、景観の良い東側を全面ガラスとしているリビングは、開放感と浮遊感のある空間となっている。
建築面積6.8坪のなかに巣のような温もりをもとめた超狭小住宅。
戸建住宅(3階建) 兵庫県神戸市 - 2000年完成
9坪にも満たない狭小敷地のなかで、採光・通風・プライバシーといった住宅の基本性能をたもちながら、それをローコストで実現した住宅である。 建物は、三方を道路斜線制限で切取られた形状をしており、耐震性を重視した骨組みのうえに、防火性の高いセメント版で覆われている。 内部は、外観に反し、ムクの木材や左官材など、温かみのある自然材を用い、吹抜けにあるトップライトから季節や時間により変化する自然光がふりそそぐよう計画されている。
撮影:福澤昭嘉
市街地のなかでも、光と風と緑を取り込むことを実現した住宅。
戸建住宅(2階建) 兵庫県宝塚市 - 2000年完成
市街地のなかでプライバシーをたもちながら、光と風と緑を取り込み、楽しく豊かな暮らしを目指した住宅である。 外部仕上げは、ごく普通の材料であり、内部も普通は隠してしまう構造材を特別なことはせずにそのまま見せてローコスト化を図っている。中庭を取り入れ、外部と内部を融合させることにより、光の変化とひろがりを生み出し、心地よい空間になっている。
撮影:福澤昭嘉